ゆるかん

赴くままにゆるゆるっとした感想を。観劇・読書など。残念ながら頭のいい考察などはできません。「私も読んだ!観た!」な方の感想聞きたいです。お気軽にぜひ。

時をかける少女/筒井康隆 感想

2月に続・時をかける少女の舞台を観に行くので、

これはせめてその大前提の続じゃないほうを知っておかねば、と思いまして。

アニメ映画は金曜ロードショーとかで何となく流し見したことがある程度。

本を手に取ったら、思いのほか薄くてびっくり。

更に、その本の中には他にも2つ短編が入っていまして、

時をかける少女自体は110ページほど。さらにびっくり。

 

以下、内容に触れます。

 結構古い本なんですね。

知らなかったです。

そして、流石短いだけあって、無駄がないというか、

思ってたより遊びがなくて、話がぐいぐい進んでいきますね。

昔っぽい喋り方の本ってあまり身近でなくて読みづらくて

得意ではないのですが、展開がはやくてすいすい読めました。

勢いがすごい。

 

他に入っていた短編二つ。

男のくせに、女だから、みたいな内容が多くて、

最近こういうの見ないよなあ…と思って、むしろ新鮮でした。

三つ目の話は、なんとまあ

ヨーロッパ企画の上田さん(続・時をかける少女の舞台の作演出)の好きそうな世界観!

と思って笑ってしまいました。

最後は主人公が史郎君を見直してハッピーエンドで終わりなのかと思いきや、

思いもよらずドタバタのままのエンドでびっくりしました。

 

あまり読まない感じの本、新鮮でした。