最近ハマっている綾瀬まるさんの短編集。
ちょっと忙しかったので一気読みできず、
かなりちょこちょこ読んだので前半は…3月とか?
記憶が相当薄いですが。
以下、内容に触れます。
綾瀬まるさんをネット上で知ったとき、1番の有名作?なのか
出てきたのがこの本だったんですよね。
でも、これを探していたものの見つからず、結局他の本から読んだのですが。
個人的には他の本から読んでよかったなという印象。
今まで読んだ中では1番印象に残らない本だったかも。
自分の境遇とかでかなり読後感とかも違うのかも?
これから読んでいたらほかの作品には手が伸びていなかったかもしれません。
もちろん決して面白くなかったわけではないんですが!
他の作品の方が好み。
彩瀬さんの他の本は、静かで温かそうで、でも根底に
痛ーい苦しさと悲しさがずっと漂っている感じがしたのですが、
これはそうでもなかったからかな。
でも、「田舎」「故郷」の空気感はすごくにじみ出ていて、
お見事、という感じ。
一番はじめの「モッコウバラのワンピース」の主人公の智也君がすきです。
所謂ふつうの、だけどとても無邪気で素直におばあちゃんや彼女に向かう大学生男子。
キャラメルフラペチーノを飲む甘党。
おばあちゃんにワンピースが似合うと言えちゃう大学生男子。
素敵な人です。