ゆるかん

赴くままにゆるゆるっとした感想を。観劇・読書など。残念ながら頭のいい考察などはできません。「私も読んだ!観た!」な方の感想聞きたいです。お気軽にぜひ。

いろごと/加藤千恵 感想

色にまつわるとっても短いお話がいくつか入っている本。

女性向けの雑誌の連載だったのかな。

以下、内容に触れます。

 「合わないよ。合わないけど、一緒にいたいと思ってたし、

一緒にいるために頑張っていたんだよ。(抜粋)」

わかる。刺さる。切ない。

完璧に合う人なんていないけど、なるべく合わせて

一緒に生きていきたいと思うかどうかですよね。

 

デートだデートだ、と浮かれて準備してる日が一番楽しいのでは、という

お話も。

あってみたらなんか違って、好きな人がほしかっただけなんだなあという

むなしい気持ちが残るという。

会いたい人がいないのが寂しい。

 

一人で好きな物を買う、美味しいものを食べる、ゆっくり歩く、

そういうことを楽しんで元気を蓄えられる人でありたいし、

そうであることが幸せだと思います。

そういう部分を切り取るのが上手な作家さん。