2017/11/12 sun しまなみ交流館テアトロシェルネにて
9:30 呉港『二年前の君に言いたい』
10:35 沼田『ちいさいたね』
11:40 誠之館『真の芯は芯だが針としてしまいがちなのが真』
14:25 三原『羽』
うっかり間がたくさん空いてしまってほぼ記憶がないので、ラスト2校まとめてさらっと簡単に。
以下内容に触れます。
福山誠之館高等学校『真の芯は芯だが針としてしまいがちなのが真』 作:一ノ瀬 芽生(既成)
ひさしぶりの県大会出場とのこと。
一生懸命作り上げようとまじめに向き合った感じはよく伝わってきました。
一つ前がど派手な演技のミュージカル調だったので、どうしても日常物はインパクトが薄くなってしまいますね・・・。
順番はどうしようもないけれど、辛いところ。
それは差し引いても、「だらだら喋る日常物」なので、もっとテンションを上げてお客さんを巻き込むぐらいの勢いがあったら飽きずにみられるのかな、と思いました。
日常物だからと言って、本当の日常くらいのトーンで話すと、やっぱり飽きが来ちゃうかな、と。
テンションと、あとテンポ。コメディシーンでも間が少し長すぎるので、もっとポンポンポンと食い気味なくらいで行った方が笑いを取りやすいのかなとも思いました。
わたしもコメディ好きなので、この高校さんのコメディが好きなんだろうなっていう感じはすごく共感が持てるのですが、演技を見ている感じ、案外コメディじゃない日リアスなお芝居が向いている演技かも?
広島県立三原高等学校『羽』 作:松永瞬樹(生徒創作)
久々にみる、どファンタジー舞台でした。
講評の先生の一人が「まあ妖精とかなんとか若い人の好きそうなもので正直理解できませんが・・・」みたいなことを言った後に、もう一人が「でもシェイクスピアも妖精とか書いてましたから」っていうフォローしてたのが素敵だなと思いました。確かにね。
ただ、ファンタジーならなんでもご都合主義でなんとかなるっていうのは共感を生みづらいですよね。
「ハーフにだけ使える魔法」なぜハーフにだけ使えるのか?納得できる理由があればよかったのになと。
あとは、主人公は人間として生きてきたはずなのに、なぜか最後急に妖精側として人間を糾弾していたので、自分も人間として周りを踏みにじって生きてきたのでは?と思ってしまったり。
もう少し背景がうろうろしなかったら見やすかったな。
ビジュアル的には、キャラクターがそれぞれたっていたのでよかったです。
あとは暗転がとにかく長くてもったいなかったです。
もっと大急ぎでやるか、いっそ見せながらの転換にするか、せめて音楽とか。
でも、作演出が三年生1人ってことで、皆引退したけど一人残ってやったのか、はたまたもともとその学年1人だったのか。
とにかく熱意のある部員さんが引っ張っていったのだろうなあ、大変な労力だったんじゃないかなあと後ろのドラマを推測してしまいました。
どの高校の皆さんも青春をありがとうございました。
おつかれさまでした。