ゆるかん

赴くままにゆるゆるっとした感想を。観劇・読書など。残念ながら頭のいい考察などはできません。「私も読んだ!観た!」な方の感想聞きたいです。お気軽にぜひ。

彼らが本気で編むときは、 感想

知人から、じんわり泣けるから、とオススメされて。

予告か何かみて気になっていたので。

 

以下、内容に触れます。

 生田斗真さんの、細かい動きがすごく女性。

特にちょっと腰をそらし気味な姿勢とか。

色々研究されたのかなあと。すごい。

 

映像の感じ、光の感じが結構好きでした。

 

のんびりした映画って好きなのですが、うーん、

ちょっとわざとらしい感じが気になってしまいました。

桜の散り方が嘘くさかったり、

泣かせる系のシーンでバイオリン演奏かぶせたりとか。

あと、編んだアレを部屋で3人で投げるシーン、色味的にも

雰囲気的にもきれいで好きだったのですが、途中で

スローモーションになったのはわざとらしくて

ちょっと残念。

 

あとは、悪人がテンプレで悪人すぎるというか。

友達のお母さん(小池栄子さん)とか、如何にも過ぎる。

小池栄子さんって何となくああいう理解ない人の役が

ハマってる感じですね。

本人がそうというわけじゃなくて、勢いがあるというか。

あと看護師さんもね、テンプレで悪すぎるような。

あんな言い方する看護師さん少なくない?

と思って冷めてしまいました。

断るにしてももうちょっと物腰ちがうと思う・・・。

 

トモちゃんが家でお母さんの服に顔をうずめて泣くところは

ちょっとジンとしました。

でも、破ったのは個人的にはちょっと。

行き場のない感情なのはわかるけど、帰ってきてほしいお母さんの服

破っちゃうの?って。

 

あと、最後にお母さんに感情ぶつけたのは素敵だけど、

お母さん殴っちゃったのもちょっと・・・。

せっかくリンコさんから怒りの通りすぎさせ方学んだんだから、

そこは暴力はなしで行ってほしかったな。

 

リンコさんの職場のおじいさん、手を握って性格を言うシーンは

好きでした。

リンコさんの手をほめてくれたシーン嬉しかった。

 

あと、リンコさんのお母さんがいやだったあ。

娘が大事なのはわかる。でも、だからと言って

他人の家族を貶めるようなことを言って、それを

「娘が大事だから」って正当化するのは違うのでは。

 

自転車でお花見に行くシーンとか、キャラ弁みて嬉しそうなトモちゃんとか、

ほっこりするシーンもちょこちょこあって、その辺りは

ふんわり好きでした。

 

最後のオチは、個人的には、うーん。

普通にマフラーとかをあげてほしかった。

 

なんとなく全体的にとっ散らかって押しつけがましい印象を

受けてしまいました。

期待値が高すぎたのかな。