ゆるかん

赴くままにゆるゆるっとした感想を。観劇・読書など。残念ながら頭のいい考察などはできません。「私も読んだ!観た!」な方の感想聞きたいです。お気軽にぜひ。

約三十の嘘 感想

MONOさんの舞台。

「少しはみ出て殴られた」がとても面白いお話だったので。

観劇三昧というサイトで無料公開されていると教えていただき

観ました。

 

以下、内容に触れます。

 この劇団の舞台、台詞量がすごくないですか?

みんなすごくダダーっとしゃべる。

そしてセリフ回しが速い速い。

抑揚少なめの独特なセリフ回しの役者さんもいるし。

ただ、早口だけどスーッと聞き取れる。

台詞同士がかぶらないように言われてるし、滑舌・発声がいいからかな。

独特楽しいです。

少しはみ出て…の時はあんまり思わなかったのはなんでだろう。

シチュエーションとして、勢いがあってしかるべきだったからでしょうか。

今回は列車の中で狭いのに勢いがあるから余計感じたのかも。

 

だまし合いミステリー。しかも列車内。

何となくベタな感じの設定ですが、面白かった!

細かい笑いが押しつけがましくなくて、好きです。

 

企画の言い出しっぺ久津内さんが黒幕だと思ったのにな。

素直にドキドキしながら観れました。

人が死んだりとかもないので、後味が悪ーくならない感じもよかったです。

皆もらったお金0円なわけじゃないですし、最後のオチも

皆で苦笑いできる程度というか、志方さんをものすごく恨むっていう空気じゃないのも

私は好きでした。

 

それにしても佐々木さんのにじみ出る善人感。詐欺師なのに。

宝田さんと美人局してるのに心配と嫉妬で早く突入しちゃうところとか。

かわいらしい。

 

ネックレスを順々に直そうとするシーンも好き。

嫉妬を隠すように強がって直そうとする宝田さんに、

そんな宝田さんを気にして手を差し出す佐々木さんに、

普通に器用な志方さん。

 

トンネルの時の照明がいいですね!

いなくなったと思っていた志方さんがあの照明中に戻ってくる感じ、

どきどきしました!

 

結局MONOの新作本公演のチケットを取ってしまいました。

3月、楽しみです。