ゆるかん

赴くままにゆるゆるっとした感想を。観劇・読書など。残念ながら頭のいい考察などはできません。「私も読んだ!観た!」な方の感想聞きたいです。お気軽にぜひ。

オールナイトニッポン50周年記念公演 続・時をかける少女 感想

2018/02/17 sat 森ノ宮ピロティホールにて

 

脚本が上田さん、そしてヨーロッパ企画メンバーが4人も出演!

ということで、観に行ってきました。

 

以下、内容に触れます。

 お金・時間・体力の関係で、迷っていたのですが、行ってよかったです。

ただ、せっかくならもっと早くチケットとればよかったな。

かなり後ろの席だったので、全体の照明とか見れて綺麗ではありましたが、

表情がいまいち見えなくて。とくにコギャルたちしっかり見たかった!!

ツムツムにハマる諏訪さん可愛すぎ。

 

最初はメイン二人の青春爆発シーンから。

コメディ色もなくて、初々しくて…。

普段、ヨーロッパ企画小林賢太郎さん関連舞台ばかり観に行っているので、

大体出てくるのはベテランのおじさまやお姉さま方ばかり。

プロの舞台で10代の役者さんの演技って見る機会があまりなかったので新鮮でした。

だから、ぎこちなさをちょっとグッと感じてしまって、

あれ、これ楽しめるかな、と一瞬不安がよぎったのですが、

コメディパートが始まってちょっと盛り上がったら、後半の方のトキメキパートも

そんなにぎこちなさも感じず、楽しめました。

演出的にも、やっぱりコメディシーンの方がやりやすいのかな?

上田さん、あの青春恋愛パートどういう風に演出したんだろう。

感情の波が独特な上田さんの恋愛演技指導…。気になる…。

 

若い役者さん方、皆さんまじめそうでかわいらしくて、と思ったんですが、

中でも健太郎さん?初めて拝見したのですが、とても上手!

初舞台だなんて思えない。すごく生き生きしてるし、

なんといってもスターオーラがありましたね。素敵な俳優さん!

なんとなくコメディシーンの演技がところどころ金丸さんに似てる気がしたような。

 

中身の感想を。

まずとにかくオープニングが好きすぎます。

プロジェクションマッピングがかわいかった!

あの感じ大好きでした!曲もあってた!

ふらふらになりながらケンソゴって書くところも好き!とにかく好みど真ん中でした。

えもい!!!

それに興奮してる間に替え玉されてるという。全然気づかなかったです。

あと映像で言うと、タイムトラベルの時の紫のもやもやは完全に

月とスイートスポットを思い出しましたね。

 

今回の永野さん可愛かったな~

若手俳優さんたち目当てらしきお客さんたちからもすごくウケててなんだか嬉しかった。

援交親父の永野さん、狩られる役がとても似合う。

靴を履かされて歩かされるシーンに爆笑。

J073の永野さん、ちょこちょこした動きがロボっぽくてとてもかわいい~

バスケしてるシーンでぶつぶつ言ってたり、一言残して不思議な走り方で去って行ったり。

面白い。ずるいわ。

バスケのシーンと言えば、上田さんが日記で、

健太郎君は「ボールが階段に当たりそう地獄」

みたいなことを書いていましたが、なるほど。確かに。

でもとてもお上手でした~永野さんとナイスコンビ!

 

あと、ノート?教科書?にラブレターが挟まってたシーンの

「結構プライベートなところ」っていうセリフが好きでした。

さりげないけど面白い台詞多かったような。

 

ロッカーに主役二人が入っていくシーン。

サマータイムマシンブルースや!って思ったのはわたしだけではないはず。

ただ、あのロッカーに二人入れる…?ものすごい密着度なのでは。

 

上田さんとか、永野さん?も言ってた気がしますが、

確かに主人公がケン・ソゴルに惚れれるのか…?は、ちょっと思いましたね。

こいつに恋するような要素あるか?と。

まあコメディだし!でも後半でグッとそれっぽい空気にもっていってたので

ありかな。

ラスト、切ないで終わらせずにコメディで終わらせてくれて嬉しかった。

オープニングのやり直しかと思いきや、

書こうとするも「ケンソゴ」さえ書けないという黒板に向かうシーンが大好きです。

エモい。

 

そうそう、エモいこと言う先生、好き。

エモい。

MEGUMIさん、テレビで見るより小柄でびっくり。そして細い!

 

後半のバズれ!というセリフ。

バズれって、ミクロコスモス以来上田さんのお気に入りワードなのかな。

 

過去の人たちが、未来のこと知らないはずなのにちょっとかすったこと言う

っていうのがすごく楽しかったです。

スマホとか全然わかんない人が「スマートじゃね」とか「ギミック」とか

いろいろ言うの。

 

今回のヨーロッパ企画メンバーはそれぞれおいしかったですね!

石田さんは最初の発見される役でがっつりだし、

永野さんは前述の通り笑い取りまくりだし、

土佐さんの役なんかもうね!あれずるいですね~

一人何役もやってて、そういうもんなんだと思わせてて

実は同一人物だったっていうね!

普段ヨーロッパ企画は人数が多いからあんなに複数役やることなんて

まあないでしょうから、

こんな時にしかできない仕掛けを織り込んでくる上田さん流石すぎです。

それにしても上田さんの書く土佐さんは相変わらず女にもてるクズっぽいひとだなぁ。

そんで、空飛ぶ諏訪さんがシュールすぎて爆笑。

あの諏訪さんとんでる映像の感じ、とてもヨーロッパ企画っぽい。

インド人って、曲がれ!スプーンでも出てきた気がするんですが、

インド人好きなのかな?

諏訪さんがなかなか戻ってこれなくて引っ張られるところ、

とっても面白かったけれど、

もっと太ってる時代の方がもっと笑い取れたかも、と思っちゃいました。

 

ラストのプールのシーン、皆出てきて、

いやいや出会っちゃいけない未来の人たちと堂々と会ってるやん!っていう感じ。

最後は全員集合がお決まりの上田さんらしてく笑っちゃいました。

そして冷徹に記憶を消す未来人たち。急!!

 

とても愉快な舞台でしたが、これ、

自分が上田さんと同世代だったらもっと面白かったかもなとは思いました。

もっともっと細かい小ネタ拾えたんだろうな~と。

また何十年か後に、今ぐらいにタイムスリップする舞台やってほしい。

 

カーテンコール、拍手が鳴りやまずスタオベで何度も役者さんたち

出てきてくれましたが、

メインの役者さんたちが若若初々しくて、

なんともフレッシュなカーテンコールでした!

 

物販で原作本も買ったので、また読んで感想書きたいです。

途中まで読んだ感じ、結構舞台と違って衝撃展開だったので…。