ゆるかん

赴くままにゆるゆるっとした感想を。観劇・読書など。残念ながら頭のいい考察などはできません。「私も読んだ!観た!」な方の感想聞きたいです。お気軽にぜひ。

ヨーロッパ企画カウントダウン2018→2019 ショートショートムービーフェスティバル第10回 感想

2018/12/31 mon-2019/1/1 tue KBSホールにて

 

PCに向かうと、仕事をせねば・・・となってしまって

なかなか感想が書けませんでした。

ひと段落したので今更ながら。

この前に他の本読んだりもしてますが、とりあえずカウントダウンの感想から。

 

以下、内容に触れます。

 映像をど深夜にみるということで正直眠気はちょっと心配してたんですが

それぞれ5分以内と短かったのもあって意外と大丈夫でした。

ちょっとうとっとしたところもあったけれど・・・

 

まずは3大ニュースから。

10大ニュースのコーナー好きなので少なくて残念でしたけど

しっかり笑える3大ニュースでした。

あ、西村さんお休みでしたね。

こういうフランクな感じいいなーと思いました。

前に出るお仕事だからってお正月やりたくなければやらないっていうのはよいですね。

ブラック化せずに、本人たちが楽しくやってくれるのが

一番だなーと思います。

あとフォローの仕方が「自由参加なんで!」

「もし出たくない年がかぶったら誰もいないとかあるかも!」

とかいっててなんだか優しかわいいなあと思いました。

 

3大ニュースは

3位は週ヨロでも言っていた石田さん上田さんが若手豪華俳優たちと飲んだ話。

お写真が豪華だけど「有名な人ほど(人気のある人ほど?)笑ってない」という

コメントに爆笑しました。

わたしだったら若手イケメン俳優さんたちよりヨロ企の方と飲める方が

嬉しいです。

そしてエピソードをゆっくり喋っちゃう石田さんをめちゃめちゃ巻きたそうな

土佐さんの感じが、二人の感じが出てて面白かったです。

 

2位はピカチンズがこれまた若手イケメンに追いやられているという話。

これね、私もちょっと前久々に見たとき思ったんですよね。

あれ、二人出てなくてなんか若者になってるぞって。

その時は本公演時期だったので、あ、二人は遠征中で収録できないから

代打の人なのかな?って思ってたんですが、なんてこと・・・

お二人のセンター奪取をお祈りしております。

 

1位は石田さんと本田さんの酔っぱらっての喧嘩。

2秒くらいの動画、ほんとに面白くて爆笑でした。

あんなマンガみたいな喧嘩の動きする人たちいます?

舞台俳優さんだから他の人より体大きく動かしながら話しがちなのかしら。

 

そしてカウントダウンは今話題のイシディー・マーキュリーさんと。

映画は観に行ってないけど、似てますね。

あんなに似てるのにEテレの特別番組では土佐さんと中川さんがマーキュリーに

扮するという・・・

「俺らよりもっと似てる奴いますよっていったんですけどねぇ」

 

そしてここからはひたすらショートショートムービー!

記憶薄れてて違ってるところあるかもですが、ご愛敬で。

初詣とかで漏れ聞こえる感想とか、結構私と違うなーってこと多くて、

色んなカラーがあったので好みがかなり分かれそうだなと。

ここから書く感想も、全く賛同されないところもあるかも?ですが。

 

上映順で。

 

1中村未季さん「HAM」

一番映像がかわいいなと思いました。

観覧車とかの街の画とか、ハムを真上から見た画にタイトル重ねるところとか、

色味とか。

MVとか作られてる方だそうで、納得。

女性に人気ありそうな感じでした。

内容としては、一目会った男女が恋に落ちて系があまり好きではないので・・・

あと神みたいなやつが何で犬なのかとかなんでハムなのかとか

なんで12枚なのかとか、色々必然性があったほうが好きです。

ないからこそのふんわりした空気感なのかもですが。

ハム並べ人が吉田さんなの言われるまでわかりませんでした。

お芝居上手ですね。関係ないですが、吉田さん=スーツの社長

ってイメージで、Twitterの感じもまじめそうで優しそうなので、

私服と喋り方が割とゴリゴリ系でびっくりしました。

最後ハムが重なってたっていう終わり方は好きです。

 

このペースで書いていたらえらい長い感想になりそうですね。

 

2山口淳太さん「21時の3人」

前のカウントダウンの一晩で映画とるやつが好きだったので、

一晩じゃなくてちゃんと撮ったらどんななのかと期待してました。

女三人わちゃわちゃ喋るのがメイン、というテーマ自体は好きなんですが、

内容は割とありそうな感じであまり衝撃がなく。

あと女性三人の喋ってるのが聞き取れないところが多くてそれが残念。

始まりの部屋をカメラがグルーッと舐めて行って途中からそのスピードのまま

一人の人を追って行って・・・というとり方がおしゃれで

映像畑の人だなあと思いました。

あと最後の川のシーンも。

中村さんとはまた違う、映画向きのおしゃれ映像というか。

画の撮り方はこの二人が好きでした。

あと、ほっこりする終わり方はよいですねえ。

それから、映像後の一分間スピーチで笑いました。まじめ。

 

3諏訪雅さん「絶対においていってはいけない THE MOVIE」

概念の擬人化とかでてきちゃったり、そのあと擬人化されてない概念出てきたり。

こういうところ、諏訪さんって上田さんと気が合うんだろうなあと思います。

そういうの好きです。

これもとは暗い旅の企画なんですよね?

確かに、映画というより暗い旅の茶番回(茶番は褒め言葉)みたいな感じでした。

諏訪さんも心配してましたが21が薄いなとは思っちゃいました。

誰かが言っていましたが、酒井さんは置いて行かれるのが似合う。

 

4柴田有麿さん「適度なふたり」

迷ってこれに投票しました。

ほっこり系のコメディ好きです。お二人の芝居もよかったな。

永野さん暑がりな男がよく似合う・・・。

あと21だからこその話という感じもお題に沿っててよかったです。

一番好きな21の使い方でした。ちょうどいい21。

ご本人が割とクールな感じだったのでこんなかわいい話を書いたのが

ちょっとびっくりしました。

オチはまあベタではありますがほっこりしたので。

暗転してからの永野さんの奇声がすき。

画が消えてから最後のひとこと、みたいな余韻好きです。

2位でしたね。若手さんたちすごいです。

 

5小林哲也さん「Mondo」

 これも結構好きで迷いました。

新たな角田さん。めちゃめちゃ語りが多い。

森見登美彦的な語りナレーション量。

淡々つらつらと語っているのに、音響機材が派手になっていったり

タロット全力でやってたり、画面は暗めなのに角田さんのキャラクターだけが派手で

その差がすごくよかったです。

かなり好きなタイプのコメディ。

ラスト娘がどこに行こうとしてたかとかわかったらこれに入れてたかもしれません。

もうちょっと長めバージョンでもう一度見てみたいです。

 

6黒木正浩さん「打つ!涙なむ~気づきへみちびく21言」

問題作その1。その2がどれかは観に行かれた方にはきっとわかるはず。

いや、もう、黒木さんワールド全開としか。

りこちゃんに倒される、改心させられるときの一言がみんな違うのがよかったです。

普通は「ここが笑いどころ」っていうのがあって観客皆で笑うんですが、

この映像は、そういうのがなくて。

じわじわきて、耐えきれなくなった瞬間に、周り誰も笑ってなくても

ひとりでくすくす笑っちゃう、という不思議体験をしました。

ずっとざわざわしてたな。何見せられてるんだろう、という気持ちに。

なんか・・・ありがたかったです。

 

7鍋島 雅郎さん「二十一年目の祭」

これ、わたし、申し訳ないんですがあんまりついていけずでした。

黒木さんが出てきたときに笑いが起こってて、確実に上映順のせいだなと

思いました。余波が。

 

8石田剛太さん「二十一歳の地図」

ひたすらに木下出さんが面白い映画。

あのひとの声と笑顔には何とも言えないパワーがありますね。

個人的に登場人物達に感情移入できず、というか

好きだなと思える登場人物がいなかったので、うーむという感じ。

 

9甲斐隼平さん 「コンセプト」

一位をとった作品。これもかなり迷いました。

終わった瞬間のどよめきが。ものすごく個人的な好みなんですが

オチがモヤッと隠される話ってもやっとしちゃう性分なので悩んでやめました。

あとお正月にみる映画としては絵面が暗い。

それにしても笑えるという意味での面白さで言ったらこれが一番だったかな。

どこからどこまでがほんとの文献なの!?と笑ってしまいました。

応援したくなる感じ。テンポもとても良くて。

役者さんの読みもとても面白かったです。

最初のシリアスからの動揺に続く流れ好きです。

ヨーロッパ企画の人が出演していないのに1位という。

観客がいかにミーハー感なく投票しているかという。

この方、ブンボーグのドキュメンタリー撮ってて怒られまくってた人と

同一人物であってます?あのときあんなにさえない感じで怒られてたのに・・・

面白い物を作れる人なんですねえ。

 

10間宮大貴さん「age21」

これも残念ながらついていけず。

ご本人も就活中とのこと。就活に悩んでるんだなあということは

ばっちり伝わってまいりました。

 

11中川晴樹さん「ロングバイロケーション」

中川さんらしい映画。

まさかまた小学生の中川さんをみる機会があるとは。

気に入っているのかしら。

一番映画らしくまとまっていた印象。

二人が出会ってから、病院で目が覚めるまでの時間経過が

よくわからなくて、あ、思ったより仲が進展していたんだなと

混乱してしまいました。

一番5分じゃ足りなそうだった印象。

二人がラブラブして中川さんが(みんな中川さんだけど、主役の)倒れたところで

オチが読めてしまったのが惜しい。

個人的に森谷ふみさんとか安田ユーシさんとか出演されててオッと思いました。

 

12酒井善史さん「21century Last Day」

タイトルからしてとても酒井さん。

もちろんこれが問題作その2。

会場のざわつき再び。

いや私も理系の端くれなのでそういうものにグッとくる気持ちも

分からなくはないんですが。

これまた何を見せられているのだろう、という気持ちで

ふつふつと笑いがこみあげてしまいました。

他のを一個削ってでも炎色反応を並べて見せたかったというその愛がすごいです。

炎色反応は映像より生で見たほうが色の違いが明確だったのかなーと思いました。

 

でも、1号2号が振り向いて21になるっていうの、ざわついてましたが

わたしなかなかいい21!と思いました。好きです。

 

13松宇拓季さん「シュークリーム」 3票

これすごく惜しいなーという感じでした。

卓上くるくるカメラはとても良いと思いました!

もっと映像慣れすればもっといいものになりそう。

折角の卓上くるくるなので、あんなに何回も巻き戻してくるくるせずに

一回通して進んでいって「あれ、陰?なんか映り込んだ・・・?」って

ところに最後オチとして1回だけ戻って・・・とか、

もっと効果的なやりようがあったような気がします。

映像初めてということで、カメラワークも自信がないからという

発想の転換はとても素敵と思いました。

そしてまさかの黒木さん。

エンドロールで笑いが起こる映画。

 

14永野宗典さん「The fairy tale man」

永野さんだなあという感じ。吹き出た血が花になるとこ好きでした。

あとはなんか世界観が強すぎてよく覚えていないですが

とにかく永野さんだなあという感じでした。

なによりキツネが拍手してるシーンがかわいすぎました。

あんな可愛い絵をお書きになるのですね。

アニメ作成本当に大変そう。お疲れ様です。

 

15中田歩さん「架空のエラー」

石田さんは都市伝説キャラなのか・・・

平凡なうぇーいでも都市伝説キャラで・・・

他にも何かありませんでしたっけ。

なんでしたっけ。

だらだら喋る系の映画は好きですが、

だらだら喋る系なら会話がもっとグッとくる面白さがないと

眠たくなっちゃうなあ(時間のせいもあります)と思ってしまいました。

オチを覚えていない・・・

 

16上田誠さん「タイムブック」

上田さんらしい。タイムパトロールが酒井さんではないのですね。

そこが意外でした。

面白いし、上田作品のわりにオチも素直に明るくまっすぐでほっこりしました。

でも、映画っていうよりこういう本ほしいなって思いました。

 

17左子光晴さん「ゴミン」

世にも奇妙な物語でありそう。

完成度高かったのに3票が意外でした。

これ、一人一票じゃなかったら違ったのでは、と。

一番じゃないけど高評価なのでは?と。

まとまってるなという感じでした。

これは一番お正月にみる映画じゃないなという感じ。

怖い怖い。

狂っていく石田さんよかったです。

最後の笑顔のゴミン!怖くてよかったです。

 

18角田貴志さん「ふたりは刑事 団地と清正」

タイトルから漂う身内ウケ狙い感。

容疑者の写真とかね。

正直なにがなんだかって感じでしたが

正正正正一っていう21の使い方が異色で

面白かったです。

 

だらだらと書いてしまいました。

初詣は特にどなたともお話せず。

柴田監督に入れたのでお声がけしたかったのですが

見つけられず。

 

早めに戻ってお話聞いてました。

流石中川さんは戻ってくるのが早い。

若手組が3位までを独占したことに対する

「いや~まあよかったよなあ」

っていうベテラン組の楽屋の様子の話がよかったですね。

「いやよくないやろ」っていう上田さん。

いやー、でもベテラン勢が悪かったというか

若手組がかなり面白かったのが大きいような。

仕事量的にかけられた時間も違ったのかもしれませんがねえ。

 

そして、神社から落とし物を拾って帰ってきたけど

イベント参加者のものではなかったという

永野さん可愛かったです。早く返しに行かなきゃ。

 

よい年初めでした。