定期的に読んでる村田さん。
どぎつい表紙に惹かれて。
以下、内容に触れます。
あいかわらず村田さんえげつないな―――!
コンビニ人間が大好きで、でも以降読んだ作品はエグさが気になって
いまひとつ、だったのですが、これはエグイながらに好きかもでした。
確かに、文化って誰かが作ったものだなあと。
世の中って、誰かが作ったもので。
流行だったり、憧れの人間像もどこかで作られたもので。
ふとしたことで今とは全く違う世の中になっていたのかもしれないなと
考えさせてもらえました。
それにしてもエロ漫画から始まる奇祭がここまで受け入れられている土地、
怖すぎますね。
あと、お茶が本当に不味そう。ラー油味のお茶、絶対いや。
だけど、珍しい文化のって言われたら、そこに旅行に行ってたら
まあ飲むんだろうなあ。
最後、何が本当かぐるんぐるんになる、突発的なやかましい終わり方、
衝撃的でしたけど、これがこの話の終わりとして最適な気がしました。
むちゃくちゃで、確かな理由なんてなくて、滑稽で、声の大きな人間が強い。
そんなもんだなと。