こだまさんのエッセイ。
夫のちんぽが入らないを昔読んでとても良かったので。
以下、内容に触れます。
内容は結構尖った感じにも見えるんですが、でもこれがこだまさんの飾らない日々なんだろうなぁという感じもしました。
取り繕っていない生き方を見せられている感じ。
仕事で契約を取らなくちゃいけない時に、あなたの書いたものをこれからも読みたいからと言ってくれた坂本さん。
この言葉にこだまさんはとても救われただろうなぁと思います。
社交辞令じゃないと感じられるこだまさんもそう思わせない坂本さんも素敵。
くせぇ家が衝撃的でした。
くせぇ家ってつらいだろうな・・・。
私なら何がどうあってもどうにかして住まないようにしてしまいそうだけれど、なんのかんので受け入れて住むこだまさんたち。
状況的にそうせざるを得なかったのかもしれませんが。
健康被害が出そうなものですが、夫さんが家にいたくない分社交的になっていくなど意外なメリットもあるというところがちょっと愉快でした。
こだまさんが書いたものが世に出回るようになったのは、なんというかとてもすごいことだなぁと思います。
こだまさんもかけるということに感謝している様子がひしひしと。
このひとは仕事で書くために書いているという感じではなく、自分の中のものをどうにかするために書いているような印象があって、それが奇抜を狙っていないのにこちらは衝撃を受けるという、これはすごい才能なんだろうなと思います。