アマプラで映画を観たので今度は本を。
以下、内容に触れます。
ふむふむ、相変わらずまもちゃんはクズなのですが、
本だと映画より主人公の狂気がにじんでいますね。
そして中原君の立ち位置がちょっと違う。
中原君は映画の方がかわいそうな感じでしたね。
そこまでされても許しちゃうのかと思うくらいでしたが。
主人公をラーメン誘うんじゃなくて誘われるとか、
本の方がリアル。
映画のラストの主人公が象の飼育員やってるシーン、
主人公を表している感じがしてぞっとするいいシーンだったんですが、
あれは映画のオリジナルだったのですねえ。
本だと細かいところが補完されて、あれ?なんでそうなったの?みたいなシーンが
少なくて読みやすかったです。
ヨーコちゃんは本だけだとほかのだれかに夢中になってる姿がさらっと
流れていく感じだったので、そこは映画が補完してくれた気が。
「矢田耕介でもマモちゃんでも、なんのかわりもないんじゃないか。(抜粋)」
主人公が尽くす相手に対しての感情。
これこそ「愛がなんだ」というところなんですよね。
もう愛とかじゃなくて。
映画だけ見ていたら、マモちゃん屑なんだからもうやめときなよ!とばかり
思ってしまいましたが、
これを読むと、主人公のしあわせは本人にしかジャッジできないんだよねと
しみじみおもいました。
外野はやいやい言いたくもなるけど、それが正しいとは限らない。