本屋さんで表紙買い。
初めての作家さん。
おいしそうな表紙と、帯の
「つらいことはたくさん。だけど、お喋りとごはんが勇気をくれる物語!」
という言葉に惹かれて。
以下、内容に触れます。
ふむ。
まあ、可もなく不可もなく・・・という印象でした。
すごく読みにくくもないけど読みやすくもなく。
色んなそれぞれのうまくいかないところ、だめだなあと思うところも
無理やりいいように言うのではなく、
駄目なところは駄目なまま前を向かせてくれる感じの
ほっこりした物語でした。
が、登場人物が自分より世代が上なので、今一つ
入り込めず。
子どもとか生まれてから読んだらまた違うかな?
寧の娘のちょっとおしゃまでからっとしている杏ちゃんと、
スーパーで働きつつ娘と手を繋いで生きている美香ちゃんが
個人的にお気に入りの登場人物でした。
でも、登場人物が多くてあんまり誰にも感情移入できないなーと
思ったので、私は登場人物の少ない本が好きなのかもしれないなと
新しい発見。
主人公がどんどん変わって目線のうつっていく本より
一人の主人公の目線で語られ続けている話が好きなのかも。
あとは、表紙の雰囲気ほどおいしそうなものがガンガン出てくるわけではなかったのが
ちょっと残念。
勝手に期待してしまいました、表紙がすごくおいしそうなんですもの。