ゆるかん

赴くままにゆるゆるっとした感想を。観劇・読書など。残念ながら頭のいい考察などはできません。「私も読んだ!観た!」な方の感想聞きたいです。お気軽にぜひ。

祝祭と予感/恩田陸 感想

蜜蜂と遠雷のスピンオフ。
本編が面白かったので期待して。
それにしてもこのシリーズの装丁は
とても綺麗。
ハードカバーで揃えたくなります。

以下、内容に触れます。
面白かった!
短かったのでさくさくと。
高島さん好きだったので出てきてほしかったですが…
残念。
まぁ彼は幸せにピアノを弾いているのでしょう。

物語のご都合主義ってあまり好きじゃなくて
白けてしまうのですが、
この本はどれだけ奇跡が起こっても受け入れられるというか。
鳥肌が立つような感覚でした。
奇跡が起こる瞬間に立ちあわせてもらってもらったような気持ち。
みんな音楽の神様に愛されてるし、
音楽を愛している。

みんな本編の前も後も
元気そうで良かった。

幸せな瞬間を分けてもらえるような本でした。

阪急電車/有川浩 感想

DVDをみたので読書の方も。
以下、内容に触れます。


『行動力があって後悔しない決意があるなら殴り返したほうがよほどすっきりするわ(抜粋)』
これは清々しい意見。
そうなのですよね、殴り返す(肉体的には暴力はあんまり良くないけど気持ちとして)のが常に悪とは
限らないでしょう、と思います。
泣き寝入りしない方がうまく回る人生だってある。
恨み続けているよりよほど。
だからそれに対して周りがやいやいいうのは
よろしくない、というお話。

DVDでいいなと思った
泣いてもいいけど自分で泣きやめられる女になれ
というような内容の言葉がなくてびっくり。
あれは映画のオリジナルセリフだったのですね。

DVDでは時枝婦人がうるさいおばちゃんたちに
ひとりでばーーっと反撃していましたが、
本では若者たちが代わりに。
本の方が感じが良かったな、品があったというか。

子どもにどういう教育をしているのか、というよくある文句に対して
『孫には基本的に常識を教育しておりますが(抜粋)』
は、気持ちよかった。
近くにいて聞いていたら多分笑っちゃう返し、痛快。

冒頭の図書館カップルの話は映画ではなかったですね。
まぁ大学生カップルもいるし、
いちゃいちゃ被りしちゃうものね。

平和な本でした。
阪急電車に乗ってみたくなる。
小林駅で降りてみたい。

すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ 感想

角田さん脚本で気になりつつも、これを大人一人で観に行くのは

かなり目立つのではないかと躊躇していたら

まさかの大ブーム。

これならと、一人で観に行きました

 

以下、内容に触れます。

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