宮下さん、短編は初めて。
以下、内容に触れます。
つるつるっと読める本でした、が、
なんか帯が大絶賛すぎて期待しすぎてしまったような。
やっぱり短編は読みやすいけど、ぐっと入り込めるのは長編ですよねえ。
サルティンボッカ、という料理がおいしそう。
豚肉×生ハムを白ワインで蒸す、本の中ではそれをカツレツに。
手間暇がかかる料理を家族に作って、笑顔が見られる幸せ、素敵。
認知症で「忘れたのか」と問われるよりも、
さりげなくを装って聞かれる方がしんどいというのはわかるような気がしました。
そこに悪意はなくて、だけど緊張がある。