テレビで紹介されていたのを見て。
以下、内容に触れます。
文体がなかなか肌に合わないというか、読み進めるのに
時間がかかってしまいました。
なんか文章がこまごまあっちこっち行き過ぎて。
100円の貸し借りで一冊というアイディアは好きでした。
でも、主要登場人物のこと誰も好きになれなかったり
感情移入できなかったりで。
あ、お母さんの息子へのフォローは、素敵なお母さんだなーと
思いました。
ルーズリーフに書かれているっていう設定にしてる割に
日記口調じゃないのが違和感があって、
なんでわざわざルーズリーフに書かれたっていう設定にしちゃったんだろうと
思ったのですが、
最後40歳の清佐が「こいつ、あほと違うか(抜粋)」と当時の自分を
笑い飛ばせたのは、今大きすぎる自意識や
学校内のヒエラルキーで苦しんでいる若者たちの希望だなと思いました。
100円返してもらえないと思ったら、実は自分が先に借りていて・・・
っていうオチはショッキングで面白かったです。