今彩瀬さんマイブームになってるので続けて。
いいタイトルですね、さいはての家。
以下、内容に触れます。
三話目でやっと、これがすべて同じ家での出来事なんだと気づきました。
好きですこういうの。
相手を馬鹿だなあ、だめだなあと思うことで相手を愛おしく思う。
ダメなところも愛おしいということではなく、
だめだから、安心する。自分より下だから安心する
という関係性は案外あるのではないか。
「気づかなければ、それはないのだ。(抜粋)」
知識をつける、知見が広がる、そうして見えてくるものがある。
自分が認識できるのもや想像できることが増えると
その分世界が広がる。
だから読書が好きです。
ゆりは特別な娘だ、と初めからわかっていたつもりだったけど
過去の日記には「娘は無口」としか書いていなかった自分。
自分の創りだした想像や妄想がいつしか本当のことだったように
記憶とすり替わってしまう。
これもきっと、あるある。
ただ自分でそれに気づけないのが怖い。
付き合っているのに、わざわざ未来では分かれているような物言いをする彼。
鬱陶しいけどこういう人は割といる。
こちら側のリアクションを期待している様子がいや。
ぼーっと生きてきたみっちゃんが、お膳立てされた未来を蹴ってしまうのがずるい、
と思う妹。
それって本当にずるいのかな。
その未来はみっちゃんが誰かに頼んだものではないのに、
なにがずるいんだろう。
つい自分が「ずるいな」と嫉妬してしまったときに
それが本当にずるいかどうかいったん考えられる頭は持っていたい。
「嫌なものから逃げられた(抜粋)」
ちゃんと、いやなものからは逃げる。
生きる上で大事なこと。