ゆるかん

赴くままにゆるゆるっとした感想を。観劇・読書など。残念ながら頭のいい考察などはできません。「私も読んだ!観た!」な方の感想聞きたいです。お気軽にぜひ。

容疑者Xの献身/東野圭吾 感想

東野圭吾さん、手紙が面白かったので、

他を読んでみようかなと。

有名作をよむことに。

 

以下、内容に触れます。

ガリレオシリーズなのですね。

ドラマも見たことないし、他のも読んだことないので

いいのかなと思いつつ読みましたけど、

全然単体で問題なかったです。

 

いやー、読み終わって、タイトルを見て。まさに。献身。

 

結構厚みがありましたが、いつの間にか読み終わっているという感じでした。

 

それにしてもなんて切ない終わり方。

石神さんが工藤さんの後をつけたり脅迫文を書くところで、

そんなことする人じゃなさそうだったのになあと思っていたら

そこも敢えてでした。

深い愛。

 

そしてまさか、もう一人犠牲者がいたというトリック。

ホームレスの方々の描写が多いので

何かなーとは思っていたのですが、

想像もつかなかったです。

 

石神さんのことを思うなら、最後まで貫いて

知らぬふりをしてほしいところでしたが、

娘の自殺未遂がね…。

娘さんはずっと石神さんのこと気にしてたし、

他人に背負わせることに耐えられなかったわけで、

そ知らぬふりはできないよなあ。

花岡さんは、石神さんへの罪悪感もあるんだろうけど

娘のためにも自首したのかなと。

でも、このあと娘はどうするんだろう。

この先を思うと本当に切ない。