ゆるかん

赴くままにゆるゆるっとした感想を。観劇・読書など。残念ながら頭のいい考察などはできません。「私も読んだ!観た!」な方の感想聞きたいです。お気軽にぜひ。

切り裂かないけど攫いはするジャック 感想

配信で観劇。

配信今年はないのかなと思っていたので、とても嬉しかったです。

 

以下、内容に触れます。

いやー、聞いてはいたけれど、本当にすごい台詞量!

皆さんすごいし、そしてやっぱり理子ちゃんの台詞無双!

土佐さんの推理、促したら全部理子ちゃんが推理してくれるって

めちゃめちゃ台詞楽そうで笑ってしまった。

理子ちゃん登場シーンも中盤のまくしたてもすごかった!

追い詰めるところのいやーなこわーい感じ。

流石ざねりこちゃん。

 

今回はいつもより笑いの量が少なくてちょっと感じが違って。

もちろん面白くないという意味ではなく、単純に

笑いを取りに来ている時間が短いというか、シリアスシーンが

いつもよりがっつりある感じと言うか。

コメンタリーでシリアスに対する照れの話をされていたのが面白かったです。

 

角田さんの役が好きだったなー。

でかい爺さん。強い爺さん。

攫って行くシーンめちゃめちゃ笑っちゃいました。

金丸さんとか中川さんが目撃しちゃうのとかとてもいいですね。

ツッコミ無双の金丸さんと可哀想な中川さん。

あと早織さんのビジュアルがとっても格好良い。

 

今回舞台のアクティングエリアが狭くてびっくりしました。

特に前後。映像で観たからはっきりとはわからないけれど。

密室感が必要だったのプラス最後の機関車登場のためですよね。

いつも結構広かったり高低があったり、と言う印象だったので

新鮮でした。

そして、中川さん、また高いところのぼらされてるの笑いました。

なんで高所ダメなのにいつも高いところに・・・。

 

ロンドン橋とかマザーグースでの推理、めちゃめちゃありそうで。

ありそうで関係ないっていう。好き。

 

中盤で相当なバッドエンドを迎えそうになったところで

警部の推理に入る。推理の中ではなかなかすごい展開に。

今回永野さんの語りとか、推理による多重構造な感じが

トロンプルイユを彷彿。

永野さんにはやっぱり不思議、不条理、そう言ったものが

似合うのかもしれない。

 

劇中でタイトル回収したのびっくりしました。

今までそんなことありました?

新鮮!

 

色んな推理を聞くのが楽しかったし、相変わらずのわちゃわちゃ感もよかったし。

なるほどこれが

ヨーロッパ企画のミステリー」なのね!って感じで、面白かったです。