舞台の続・時かけの物品販売で、復刊発売されていたので原作が気になって買いました。
どれくらい舞台と同じでどれくらい違うのかなーとわくわくしつつ。
以下、内容に触れます。
えーと、取り合えず…
ブラド――――!!いしださーーん!!(舞台版でブラドを演じていた役者さん)
って叫びそうになりました。そしてその章で一旦、本を閉じました。
死ぬのか…
舞台がコメディだったので、そして脚本の上田さんが
「ラベンダーの香りを残して去ったケンソゴルがすぐに来てまた迷惑をかけて、ドタバタコメディみたいなもんだ」
的なことを仰っていたので、てっきり原作ももうちょっとポップな感じなのかと思いきや。
爆撃とか出てくるし。
ヨーロッパ企画の演じていた面々がそろいもそろってどんどん不幸な結末に…。
ロックなんてもはや出てこないじゃないですか。
最後もそのままアンハッピーエンドで。
衝撃でした。
これを読んでよく上田さんはあそこまでファンキーな舞台に…。
インド人は原作にも出てくるんですね。
上田さんの好みかとと思っていました。
舞台版よりはこっちのケンソゴルの方が、まだ和子が惚れるのが分かるような気がしました。
こっちのケンソゴルの方がだいぶん落ち着いてますね。
これ、読書と観劇が逆だったとしてもそれはそれでだいぶん衝撃だったんだろうなあと思いました。
とにかく衝撃、としか言いようのない読後感でした。