2021/12/25 sat 13:00 京都府立文化芸術会館にて
２年とすこしぶりのヨーロッパ企画本公演、
そしてほぼ２年ぶりの生舞台観劇。
すっごくすっごくわくわくしながら向かいました。
以下、内容に触れます。ネタバレです。
未観劇の方はご注意ください。ネタバレなしで観た方が絶対に楽しいです。
まず映像がかっこよすぎましたね。
でもすごすぎてちょっと酔いそうでしたが。
途中ヤンとリーが映像の中に浮かび上がるところ格好良すぎました。
始まりはWindowsを彷彿とさせる方法で。
「３D」ボタンを押すのが、今まで画面越しに配信ばかり見ていた自分が
やっと生の舞台を見れる、という気持ちとしっかり絡み合ってグッときました。
まさかのデスゲームスタート。
前情報なかったら、落ちた看板民の永野さんは流石に生きてるだろうなと
思ったと思うのですが、何役もやると聞いていたので、あ、死んだなと。
今回もちろんたくさん笑ったのですが、殺伐としたシーンと笑いとが
すごい勢いで交錯するので、笑って…いい…のか？と思ってしまうシーンもあり。
Windowsの時も微妙に闇あるなあという感じでしたが
今回はもっとがっつり人々の闇があって、また新しい感覚でした。
パーカーの人好きだったなあ。石田さんらしい役どころで。
とにかく大量の細かな伏線をラストで全力回収してくれて大変気持ちよかったです。
土佐さんがいかにもな剣出してくるところ衝撃すぎて爆笑でした。
ちょっとそこまでが長くて若干気持ちがだれちゃったのですが
(多分久々の観劇で観劇の体力が欠けていたのもあり)
上演を重ねるごとにどんどんブラッシュアップされていくタイプの公演
なんだろうなーと思いました。もう一回見たい。
皆で戦うところも、映像技術のすごさと一体感で大変ほっこりした気持ちに。
西村さんが火使えたのすごい良かったな。
そういえばエチュードでの多幸感あふれるシーンってどこのことだったんでしょう。
ここ？
個人的なツボは
ぶたぶたぶたぶた～にんげーん！のあやし方と、
パイフォンを勢いよく捨てるおばあさん。
あとパイフォン(電卓)を使用するおばあさん。
角田さんのばあさん大変ハマってましたね。
左上の本多さんは出てくるたびに爆笑をかっさらっていて素敵でした。
あ、あと肉屋の諏訪さんがめっちゃ意識高い怒り方するところすごい好き。
酒井さんは酒井さんらしくない役どころかなーと思いきや
やっぱり最終的に酒井さんらしいキャラクターで安心しました。
そういえばVlogで作ってたのは妖精ちゃんだったんだな～
どうでもいいけど土佐さんが連呼してたモブ。
モ→ブ↑ってあの発音なんですね。
モ↑ブ↓だと思ってました。
右上の角田さんは脱いだ時裸じゃなかったですね。
本多さんは普通に裸でしたね。
あれが勝手に脱ぎだしたシーンか…と思ってより笑ってしまいました。
全体的にもっと笑い声多くてよくないかな？と思ったのですが
やっぱりマスクがあるから、とか、みんな若干気を使って、とか
いろいろ要素があるのですかね？
後音響が多くて単純に笑い声聞こえにくかっただけかな？
私一人で観てたらもっとげらげら笑ってたシーンがいっぱいあったような。
伏線については、永野さんの郵便夫のやたら機敏な動き。
あれがゲーム内と分かった瞬間「こういうのあるある！」と大変腑に落ちて
その再現性の高さに拍手でした。
土佐さんの不可解な動きや謎の出没にも納得。
あとはおばさんおねーさん論争。まさか本当にお姉さんだったとは。
スーが「ハッ！」って太極拳でポーズとって暗転って終わり方
めっちゃくっちゃおしゃれで大好きでした。
あとその後の生NG集もとってもかわいくて素敵。
殴られてブチギレ中川さん素敵。
リーがスーに、いろいろ考えるから絶望するなよっていうところ。
絶望するななんて口では簡単に言えるよな、と普通なら思ってしまうけれど。
このコロナ禍でエンターテイメントが瀕死になり
趣味の観劇ができなくなり大ダメージの私たちを
生配信劇をしたり毎週の生配信だったり追いつけないくらいのコンテンツ力で
あの手この手で楽しませてくれて
劇団をやっているご本人たちが一番しんどかったであろう日々の中
劇団の火を絶やさず私たちの絶望を拭い去ってくれた
ヨーロッパ企画の舞台でそのセリフが言われたからこそ
しっかりと受け止めることができたなと思います。
そういえば、ダブルコールのときやけに中川さんのハケるのが早くて
え、もう行っちゃうの―！もうちょっと拍手させて…
と思っていたのですが、
帰ってから中川ストップについての配信みて笑いました。
いや、本当に立ち去りが早かったです。もうちょっと間を開けてハケてください…！
どうかツアーが無事に走り切れますように。
