ゆるかん

赴くままにゆるゆるっとした感想を。観劇・読書など。残念ながら頭のいい考察などはできません。「私も読んだ!観た!」な方の感想聞きたいです。お気軽にぜひ。

殺戮にいたる病/我孫子武丸 感想

友人にすすめられて。

以下、内容に触れます。

ネタバレあります。

これはネタバレ見ずに読むのがおすすめです。

 

中盤のグロさがなかなかしんどかったですが、

それでも頑張って最後に辿り着いてよかったーと思うくらい

すがすがしく騙されました。

胸糞ではありますが。

 

最後、あまりにもスパンと終わったので、

置いてけぼり感というか、喪失感みたいなものがありましたが、

これは狙って作られたものなんだなあとおもうと

全てしてやられたなという感じです。

 

それにしてもとにかく息子がかわいそうな目にあいすぎている。

 

最後の方で、死んだ人をお母さんが確認したときに

息子ですって頷いてたのは、かばうためというか

捜査かく乱のためかとおもったのになー。

くー!

 

それにしても人体を切り取るときの脂の描写とか

見事すぎて本当に不快でした。

それだけの筆力ということなんだろうなあ。

 

ちょこちょこ本当にあった事件が出てきたのかな?

恐ろしいことはいつだってどこにだってあるのだから

気を引き締めて行動せねばと思いますね。