ゆるかん

赴くままにゆるゆるっとした感想を。観劇・読書など。残念ながら頭のいい考察などはできません。「私も読んだ!観た!」な方の感想聞きたいです。お気軽にぜひ。

ピンクとグレー/加藤シゲアキ 感想

よく本屋さんで平積みされているので気になっていて。

以下、内容に触れます。

前半がなかなか読み進まず。

うーん、何が書かれているのだろう、という感じ。

テンポが合わなくて。

ドリンクの名前が副題になっているのもなんかしっくりこず。

あと、本筋とは関係ないところで、

めんつゆで作った炒め物を「サボった味」って言ったり

ちょっと感覚があわないというか、変に引っかかってしまうところが

ちょこちょこありました。

でも、後半流れに乗ってからはするっと読めました。

 

石川が女の子だったのはおぉ、やられた、と思いましたが、

もうちょっと絡んできてほしかったなー。

田中マネージャーも。

面白くなりそうなキャラクターたちがあんまり活躍しなくて

残念。

 

メインの登場人物の自死は結構きついので

うわー、こういう系か…と思ってしまいましたが、

その後りばちゃんが蓮吾の人生を演じて

りばちゃんの創造なのか、本当の蓮吾の記憶なのか、

グレーなところで話が進んでいくのは新鮮で

面白かったです。