おすすめされて。
映画じゃなくて本の方です。
以下、内容に触れます。
歴史ものも古い本もあまり得意ではないからなーと
おすすめされたけれどもなかなか読み始められなかったこちら。
しかも上下巻に分かれていてそれぞれ分厚くて。
時間かかるなーと思っていたら、3,4日であっという間に読破。
続きが気になってどんどん読み進めてしまいました。
新選組、全く詳しくないですが、新選組関連の漫画を読んだことがあって
その知識だけ。
どちらもそれなりに史実に沿っているんだろうなあとは思うものの、
やはり同じ行動、同じ発言でも、その人のその時の思いやキャラクターなど
描かれ方で印象が全然違うものだなと思いました。
土方さんと近藤さんはもっとがっちりわかり合っている印象だったんですが
この本の感じではそれなりに反発もあったりして。
山南さんと土方さんも思っていたよりギスギスしていて。
新選組を愛している人たちの中でもみんな
それぞれなりの新選組があるんだろうなーと。
新選組バラバラになって以降は全然知らなかったので、
どうなるのだろうと読み進めましたが
土方さんの死に方のなんて格好いい事・・・。
いや、もちろん身近な人間だったらそんな無謀なことしないで
そんなところでそんな名乗り方しないで命大事にしてよと
思っちゃいそうですが、それにしても一人で駆けて駆けて名乗って
堂々と死ぬという、生き様みせたなという死に方で。
しかも誰の時もですが死ぬときの描写がかなりさらっとしていて
それが逆にすごく刺さって良かったです。
お雪さんも、とても土方さんにぴったりな女性だったんだろうなと。
泣いて止めるわけでもなく、でも、要所要所で会いに来てくれる。
今の時代よりも女性がああして会いに行くということは
相当難しい事だったと思うのにあのフットワーク。
沖田さん山崎さんはそんなに深く描かれていないけど
素敵だなーと思いました。